チェコ料理レシピ 第1回 チェコ風ポテトサラダ Bramborový salát
MaVlast 113号(2020.10)
チェコ料理研究家 村田祐生子
友好友好協会では毎年、在日チェコ共和国大使館のシェフをお招きしてチェコ料理教室を開催しています。コロナ禍のため2020年度と2021年度は開催は見送りました。
料理教室に代わり、チェコ料理研究会よりチェコ料理のレシピ付きコラムをはじめます。第一回は常務理事&チェコ料理研究家 村田祐生子がチェコのソウルフード ポテトサラダのレシピをお届けします。
チェコでは クリスマスのメインディッシュが鯉のフライということは友好協会の会員の皆様ならご存じでしょうか。そのときに必ず添えられるのがポテトサラダです。子供も大人もポテトサラダは大好きで、クリスマス準備の一つとして各家庭で丁寧にたくさん準備されます。単なる添えもののサラダではなく、いわばお正月のお雑煮レベルの大切な一品なのです。今回ご紹介するレシピはチェコで知り合ったお料理上手な看護婦さんのAlenaさんから教えてもらいました。7人の孫たちのために毎年クリスマスにはジャガイモ5キロ分を作るといっていました。「お雑煮」的な存在ですから各地、というか各家庭でレシピはいろいろです。ゆで卵を入れる、サラミを入れる、タマネギは入れない、誰が上手かなど、ポテトサラダをチェコの方との話題にしてみると楽しい議論が始まります。アレンジは色々ですが、鉄則が一つ。生のきゅうりは入れないで、必ずピクルスをいれてください。これがチェコらしい味の決め手です。
チェコピールにもベストマッチです。
材料 : 8-10人分 パーティー用
ジャガイモ (メークインがお勧めです。ホクホクしていない方がよい) 1キロ ニンジン 大1本 セロリ(あればセロリアッツ1/4)大1本
グリンピース(冷凍) 100グラム
タマネギ 小1個 ピクルス 中4本
マヨネーズ 150-200グラム
砂糖大さじ3 レモン汁半個分 サラダオイル大さじ2 マスタード小さじ2 塩 コショウ
写真右下の小さな丸い金網はチェコから持ち帰ったポテトサラダつくり器です。1センチ角のカットが一瞬でできるスグレモノです。
つくり方
1、 ジャガイモは洗って丸ごと水からゆでる。
2、 ニンジン、セロリは1センチ角に切り、グリンピースとともに塩を加えたお湯で柔らかくゆでる。
3、 玉ねぎは細かいみじん切り、ピクルスは縦2つに割り薄切り
4、 ジャガイモがゆであがったら手で皮をむき、1センチ角に切り、ボールに入れる。
レモンとサラダオイルをかける。
5、 4にゆであがった2を混ぜ合わせ塩、コショウ、マスタードさらに3とマヨネーズと砂糖を 加え、混ぜる。
味は好みで調整してください。ポテトサラダは作ってから一日置いた方がさらにおいしいといわれています。