チェコ料理レシピ 第2回 ブランボラーク Bramborak

Ma Vlast 114号(2020.11)

チェコ料理研究家 村田祐生子

今回は、外はカリッ、中はしっとりのジャガイモのパンケーキBramborakをご紹介します。

チェコの11月「霜月」はチェコ語ではlistopad。これは葉が落ちるという意味です。寒くなってくるとビールにも熱々のホットスナックがあるといいですね。ピッタリなのがこのブランボラークです。さすがチェコの料理だけあって、マジョラムとガーリックの香ばしさと塩味がビールとベストマッチです。

レシピは2006年から4年ほど大使館でシェフを務めたセフナルさん直伝です。伝統的なチェコ料理を大切にする方ですが、ユーモアあふれる人柄で、友好協会にも楽しく学ぶ料理教室を開いてくださいました。ブランボラークのコツは焼くときに恐れず多めの油をつかうこと。少なめだとかえって生地が油を吸ってしまうとのことでした。

大使館のシェフのセフナルさん
材料

材料

ジャガイモ(メークイン)500g

卵 1個

小麦粉 50g                        

ニンニク 小1片

マジョラム(ドライ)大さじ1

ベーコン 1枚 細切り

塩 コショウ

つくり方

①     ジャガイモは皮をむき、目の粗いチーズおろしでおろし軽く水気を切る。

②       ニンニクは細かくすりおろす。

③        ①と②、他の材料を手でもみ込むように良く混ぜる。

④           フライパンにたっぷりのオイル(ヒマワリ油がチェコでは一般的です。)を    引き③の種を直径10-15センチ位のパンケーキ状におき、両面がこんがりキツネ色になるまでじっくりと焼く。