チェコ料理レシピ 第4回 ポテトとポークのオーブン焼き Zapečené brambory s masem a se smetanou
Ma Vlast 116号(2021.04)
チェコ料理研究家 村田祐生子
今回ご紹介するオーブン焼きは大人も子供も大好きなチェコの家庭料理の定番です。
プラハのおしゃれな文具店に勤める友人のデニッサさんのレシピです。山中湖の別荘に遊びに来た時に近くのスーパーで買い物をして、作ってくれたのをメモしました。いわばチェコの現役主婦直伝です!
ジャガイモと玉ねぎとポークを重ねて生クリームをかけて焼き上げます。いかにもボリュームがありそうですが、熱々のポテトの焦げ目はカリっと香ばしく、中はホクホク、お肉はしっとりとした焼き上がりになり、やめられないおいしさです。メインと付け合わせが一度に出来上がる合理性も兼ね備えています。
デニッサから習ったものの、しばらく料理名がわからないままでした。肉料理で探していたのですが、見つからないのです。ある日、画像で検索して発見。基本はポテトの料理でした。肉なし、ブロッコリー入り、チーズ入り、燻製肉入りなど大変な数のバリエーションが見つかりました。
今回のレシピのポイントは豚ロース肉に塩、コショーをしたらもうひと手間。両面にマスタードを塗ってください。これで全体の味が引き締まります。
材料(4人前)
豚ロース肉(一枚100g程度) 4枚
ジャガイモ(メークイン) 3個 玉ねぎ 2個
マスタード 塩、コショー 生クリーム 200cc
つくり方
- 豚ロースは脂身を切り落とし、脂身側に切り込みを入れる。塩、コショーをし、両面にマスタードを塗る。
- ジャガイモは皮をむき、4ミリの輪切りにする
- 玉ネギは1㎝の輪切りにする。