チェコ料理レシピ第5回 カリフラワーのスープ Květáková polévka
Ma Vlast 117号(2021.05)
チェコ料理研究家 村田祐生子
チェコ語講座のときに、ある受講生のお宅では家庭菜園のカリフラワーが大豊作とのことで、チェコでのカリフラワーの食べ方を質問された講師のアネタ先生が真っ先に挙げたレシピはスープでした。カリフラワーはチェコ語でkvěták、どこの家庭でも頻繁に使われる野菜で、スープは代表格のカリフラワー料理です。
いろいろな作り方がありますが、今回はカリフラワーのゆで汁とルーを煮込んで作る正統派のレシピをご紹介します。白いカリフラワーはスープも真っ白に仕上げたいもの。ルーを炒めるときにはくれぐれも焦がさないようにご注意ください。
材料
カリフラワー 大 半分
小麦粉 大さじ 1
バター 大さじ1
水 700cc
塩 コショー
ナツメグ (ほんの少し)
生クリーム 50cc
アサツキ みじん切り
作り方
- 鍋に700ccのお湯を沸かし、小房に分けたカリフラワーをやわらかくゆでざるに上げる。
- このゆで汁がスープのベースになるので、捨てないように!ボールで受けておく。
- 鍋に分量のバターと小麦粉を入れ弱火にかけ、焦がさないようにルーを作る。泡立ってきて、落ち着いたら、1)のゆで汁を加え、泡立て器でよく混ぜ、時々かき混ぜながら弱火で20分煮る。(不思議な工程ですが、カリフラワーとバターの風味がなじんだスープのベースができます!)
- 塩、コショーで2)の味を調える。ナツメグも加える。
- ゆで上げたカリフラワーは飾り用の大きめの房を人数分残し、あとは細かく刻む。
- 3)に細かく刻んだカリフラワーを加え、生クリームをいれ、なじませる。
- 大きめの房を加えて出来上がり。
- お皿によそい、アサツキを散らす。