チェコ料理レシピ第25回 ヴァーノチカ  Vánočka  

チェコ料理研究家 村田祐生子

チェコ語でクリスマスはヴァーノツェ(Vánoče)。クリスマスイブに焼きあげるのでヴァーノチカという名前になっています。大きなふんわりとした菓子パンです。バター、卵、砂糖とレーズン入りのイースト生地にほんのりとレモンの香りをつけて発酵させ、編み込んで成形し、アーモンドスライスを振りかけて焼き上げます。編み込むときの形がおくるみにくるまれた幼子イエスさまを型取っているそうです。大人も子供にも好まれる優しい甘さとくちどけのパンで、チェコのクリスマスにはなくてはならないメニューの一つです。今回はチェコで作られているように大きく焼きあがる分量でご紹介します。イブに焼き上げれば、焼き立てはもちろん25日、26日のクリスマスの期間中毎日カットしてテーブルに。出せば必ずすぐになくなってしまいます。

材料 

生地

強力粉 500 g                         

牛乳250 g

グラニュー糖 110 g

バター 120 g (室温に戻す)

レーズン 100 g ラム酒大さじ1

(水で洗い、水気を切る。大人向きにはラム酒小さじ2を振りかける。)

卵 1個

ドライイースト 7グラム

塩 4グラム

レモンの皮すりおろし、 1個分

仕上げ用 

卵 1個 、スライスアーモンド 40グラム

作り方

ボールに牛乳を人肌に温めた牛乳を入れ、分量のグラニュー糖を大さじ1杯とイーストを加えて混ぜる。そこに強力粉、残りのグラニュー糖、卵を加えて1分程度こねる。バターと塩を加え、手につかない、なめらかな生地になるまで15分ほどこねる。レモンの皮と水気をふき取ったレーズンを加え、かるく混ぜる。濡れたふきんでボウルを覆い、室温で1時間程度発酵させる。生地を4つに分け、細長いロールを作り、編んで成形する。(*注参照 )さらに時間をおいて発酵させ、2倍くらいになったら、溶き卵を表面全体にたっぷりと塗り、スライスアーモンドをたっぷりと散らす。 160度のオーブンで30分程度焼く。.

*注)生地の編み方はYoutubeで見ていただくのがわかりやすいです。 https://www.youtube.com/shorts/RTakARABd7A など。

vanocka ze 4 pramenu(4本で組むヴァーノチカ)で検索ください。