チェコ料理レシピ 第12回 新ジャガのマッシュ オニオン風味 Šťouchané brambory s jarní cibulkou
Ma Vlast 124 202206
チェコ料理研究家 村田祐生子
新緑の季節は新ジャガイモの季節でもあります。この時期、チェコで郊外をドライブすると、道沿いに「新ジャガ キロあたりxxコルナ」と書かれた手書きの看板をよく見かけました。日本でも店先にはいろいろな品種の新芋が並んでいます。メークインの新ジャガを見つけたらお試しいただきたいのがこのレシピです。マッシュポテトというと真っ白いクリームのような姿を思い起こしますが、このチェコ風は粗くつぶした具沢山のやや茶色っぽい一皿。しっとりとした新ジャガにカラメル色に炒めたみじん切りの玉ねぎとフレッシュな緑色の葉ネギJarni Cibule(今回は九条ネギを使ってみました。)が香ばしく、ビールや冷やした白ワイン(辛口から中辛口のリースリングなど)にもぴったりです。
肉のロースト、ソーセージ、魚料理などなんにでも合わせられる万能の付け合わせとのこと。もう一品というときにもぜひお試しください。パセリ―ローズマリー、ベーコンなど一緒に入れるものによっていろいろなヴァリエーションが可能です。
材料
新ジャガイモ(メークイン) 750g 洗って皮をむき、6個くらいに切り分ける。
玉ねぎ 1個 みじん切り
バター 大さじ3
オリーブオイル 大さじ1
九条ネギ 1本 (粗めの小口切り)
生クリーム 100cc(18%のもの。30%のものは50ccに牛乳を50cc足してください。)
塩、コショー
作り方
- 切ったジャガイモは塩を入れ柔らかく茹でる。(20分くらい)
- ざるに挙げ、ゆでた鍋にもどし、マッシャーで粗くつぶす
- フライパンに分量のバターとオリーブオイルを熱し、みじん切りの玉ねぎをカラメル色に色づくまで炒め、2)に加える。フライパンにのこった油もすべて入れる。
- 九条ネギ、塩、コショーを加える。
- クリームの半量を加えてよく混ぜる。固さをみながら残りのクリームを加える。